居宅療養管理指導と介護予防居宅療養管理指導

 グループホームなどの居住系施設で生活していたり、在宅で介護を受けている高齢者やその家族の療養に関する悩みや不安を解消し、療養生活を問題なく送るためのサポートを提供するサービスのことを居宅療養管理指導と言います。サービス提供者は医師や薬剤師、歯科医師や歯科衛生士、管理栄養士になりますが、医師が看護職員が行う居宅療養管理指導をする必要があると見極めた場合には、看護士や准看護師がサービスの提供にあたることも認められるように変更になりました。
 最近は訪問による歯科診療の利用頻度が増加しています。高齢者に対する口腔ケアが必要だと認められており、入れ歯を使った食事指導を行ったり、しっかりと咀嚼する習慣を定着させたり、消化吸収を促して、誤嚥性肺炎を防ぐ対策も取られています。また、在宅で生活している高齢者の栄養価があまり高くないという点も問題視されていることを受け、管理栄養士が行う栄養管理指導にも関心が高まっています。
 介護報酬は見直されていませんが、算定要件についてはサービスを提供する事業者と利用する高齢者が同じ建物にいる場合(1階が事務所で、2階以上が高齢者住居などになっている場合)介護報酬が減額されています。要支援1・2と要介護1~5の介護報酬は同一です。

居宅療養管理指導の介護報酬について

・医師か歯科医師が実施する場合(月2回まで)
居宅療養管理指導費(Ⅰ)
 →同一建物居住者以外の場合・・・500単位/回
 →同一建物居住者の場合・・・450単位/回
居宅療養管理指導費(Ⅱ)
 →同一建物居住者以外の場合・・・290単位/回
 →同一建物居住者の場合・・・261単位/回

・薬剤師が実施する場合
1.病院か診療所の薬剤師が実施する場合(月2回まで)
 →同一建物居住者以外の場合・・・550単位/回
 →同一建物居住者の場合・・・385単位/回
2.薬局にいる薬剤師が実施する場合(月4回まで)
 →同一建物居住者以外の場合・・・500単位/回
 →同一建物居住者の場合・・・350単位/回

・管理栄養士が実施する場合(月2回まで)
 →同一建物居住者以外の場合・・・530単位/回
 →同一建物居住者の場合・・・450単位/回

・歯科衛生士が実施する場合(月4回まで)
 →同一建物居住者以外の場合・・・350単位/回
 →同一建物居住者の場合・・・300単位/回

・看護職員が実施する場合(月4回まで)
 →同一建物居住者以外の場合・・・400単位/回
 →同一建物居住者の場合・・・360単位/回

居宅療養管理指導費に関する算定要件について

薬剤師が実施する場合
薬剤師が、医師か歯科医師の指導に基づいて作成した薬学的管理指導計画を基にしてサービスの利用者を訪問して、薬学的管理指導を実施し、関係者に対して密な情報提供と報告を実施した場合において、月に4回までとして算定されます。しかし、中心静脈栄養や悪性腫瘍の末期患者に対して実施する場合は、週に2回であり、1ヶ月に8回までとして算定を行います。
※月の初めに行う居宅療養管理指導の単位は現行のまま変更せず、500単位/回とします。
※病院および診療所に在籍している薬剤師が実施する際には月に2回までとします。
看護職員が実施する場合
  • 通院するのが難しい在宅のサービス利用者の中で、医師が介護職員が行う居宅療養管理指導を要すると判断され、利用者とその家族の同意を得る事ができた人を居宅療養管理指導事業所に所属している介護職員が訪れて、療養に関する相談に乗ったり、サポートを実施して、その実施した内容を医師や居宅介護支援事業者に報告した時に算定されます。
  • 要介護状態に新しく認定された人や、要介護状態であることを更新認定された場合、または要介護認定が変更されたことに伴って作られた居宅サービス計画に基づいて指定居宅サービスが提供されてから、2ヶ月間の内に1回までとして算定を行います。
  • 問介護や訪問診療を受けているサービス利用者については算定することができません。

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